正に当時のエレキバンドの音、1967年の寺内タケシとバニーズ「レッツ・ゴー!シェイク」 [寺内タケシとバニーズ]









1967年春。ザ・タイガースがシングル大二弾「シーサイドバウンド」を大爆発させ、空前のタイガースブームを巻き起こすとっかかりの頃発表された、如何にも!エレキバンドの音!、この後のGSの主流になってくる、オーケストラとエレキバンドの融合、或いは殆どオーケストラ依存の歌謡コーラスグループのソレではない、正当派エレキバンドの音ですね。

ドラム、ベース、エレキギターに肉声だけの音は、ガレージパンクっぽくて、本当に何時聴いても楽しい(オーケストラとエレキバンドの音の融合も好きですが)。

ツイスト、和製リズムのドドンパ、サーフィンに続く、新しいリズム!。

という感じで、ザ・タイガースの「シーサイドバウンド」のバウンド、タイガースが演奏しながら踊ってるアレが、バウンドらしいのですが、あまり一般的には普及せず、こちら「レッツ・ゴー・シェイク」も、シェイクという新しいリズム。ソウル、ファンク、ディスコファンの方には聞き覚えのある言葉、あのシェイクなのですが、こちらもあまり一般的には普及せず、ツイストやサーフィンのような大ブームは起こらず、橋幸夫氏のやられてた「リズム歌謡」同様、次は、このリズムだー!これが時代の先端のリズムだーみたいなムーブメントが、終焉する頃の曲という感じでしょうか。

再結成後、ザ・ワイルドワンズが湘南サウンドという事で、ザ・ビーチボーイズの楽曲を演奏されてますが、リアル60年代はワイルドワンズにビーチボーイズの影は殆どありませんでしたし、日本では米英のようなビーチボーイズ人気は起きておらず、GSにもその影を感じる楽曲は殆どありません(実はザ・ビートルズも)。

ザ・スパイダースの66年発表の、途中でザ・ビートルズの「ガール」♪ちゅちゅちゅちゅ にコーラスがなりますが、「サマーガール」と、こちら「レッツゴーシェイク」のコーラスとフォルセットに、数少ないビーチボーイズの影を感じる事ができます。

冒頭のエンジン音は、サーフィンホットロッドの影響なのでしょうか?。ギターソロでの、うっあっ の声は「太陽野郎」と同じ、これぞ!バニーズの特徴。持ち味。そして寺内タケシ氏のアームを駆使したギターソロ。「レッツゴーシェイク」は面白いですよー!。


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