1965年のエレキブームの最中、日本のギターキッズが度肝をぬき、脱帽、挫折した曲 The Ventures - Caravan [ザ・ヴェンチャーズ]









1965年のエレキブームの最中、多くの日本のギターキッズが度肝をぬき、脱帽、挫折した曲が、こちら「キャラバン」。元々はアコースティック楽器でやっていたデューク・エリントンのジャズナンバーを、ヴェンチャーズはドラムと、エレキベース+エレキギター×2の、当時はテクノ、4人の「電気楽器隊」でリメイクしました。

間奏のドラムとベースになる所の映像、踊る女性達が挿入されてますが、やっぱり、エレキバンドと踊るオネーチャンは1セット。ここを忘れては駄目です(笑)。これがないと、面白くない。

あちらの映像なのでしょうが、表記通り65年だとすれば、65年の「エレキの夏」、当時の日本ツアーと同じ衣装で、フェンダーではなくモズライトを使ってるのは貴重な資料だと思います。

キャラバンの何が難しいって、アメリカンのC&W奏法が、ふんだんに導入されている所で、アメリカ人のノーキーには、みての通り、楽勝でフレットみないで弾いてたりするわけですが、これはかなり難しいです。ドン・ウイルソンのリズムギターも、リズム、グルーヴだして弾くの、案外、難しいよって(笑)。

基本的に「エレキ」は、60年代初頭の西海岸のサーフロック、タランティーノ監督が「パルプフィクション」で、ご機嫌なOPの使い方をした、本物のサーファーでもある、ディック・デイルの「ミザルー」とか、あのへんが発端なわけですが、ザ・ヴェンチャーズは、サーフロックだけではなく、ジャズやクラシック、映画音楽等、幅広い楽曲をカバーし、それを全て「ヴェンチャーズサウンド」にしてるのが、凄い所。

で、結局「サーフィン」て、当時の日本ではジルバやマンボ、ツイスト、和製リズム、ドドンパに続く、流行のリズムの事をさしていたわけで、あまりきちんと「サーフロック」という研究も検証もされておらず、そもそも「ロック」という言葉も殆ど語られる事もなかった時代ですから、「サーフロック」という言葉は、当時の日本ではなかったのではないか?と、管理人は思ってる次第。

勿論,サーフィンというスポーツの認識はありましたが。

そしてヴェンチャーズのサーフロックの部分は、ほんの一断面であり、その全貌はサーフロックなんて1ジャンルだけで括れない、ものすごーく!奥の深いソレだった所が、根は生真面目で研究心旺盛な、けっして一過性の流行に何でも流される多くの日本人とは違う、今も昔も少数は必ずいる、当時の日本のコアな若者に、支持研究されたのでしょう。


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