ザ・テンプターズ最大のヒット曲!「エメラルドの伝説」。昭和元禄1968年は、正にグループサウンズブームの頂点でした [ザ・テンプターズ]









「忘れ得ぬ君」「神様お願い」と、デビュー1、2作目は二十歳そこらの あんちゃんら にオリジナルで勝負させていたのですが、「神様お願い」のヒットにより、もう一発でかいのが事務所は欲しかったのでしょうか?。1968年6月、GSブーム真っ盛り!に発表された第三弾は、作詞なかにし礼、作曲村井邦彦という、既成作家による曲。

さりとて巨匠!村井邦彦氏(ユーミンの師匠、YMOの仕掛人)も、未だかけ出しで、実績らしい実績はなかった、おそらくこの曲が初ヒットと思いますので、テンプターズのメンバー、松崎氏のオリジナルを採用するにしろ、実績もない若き村井邦彦氏の楽曲を採用するなど、事務所はなかなか勝負師だと思いますね。

未だこの時、村井邦彦氏も23才、作曲家もバンドも皆、若い!。でも、翌年には早くも村井氏はアルファレコード立ち上げてるのですから、昔から「やる人」というのは、若い頃から「やる人」なんだなーと、いい年してしみじみ思う次第。

で、とにかくこの曲は、バカ売れ!。遂にザ・テンプターズをスカウトしたザ・スパイダースの田辺昭知氏の目論み通り!、テンプターズはタイガース人気の対抗馬になり、ショーケン、萩原健一氏は、ジュリーと並ぶGSブームの二大アイドルになったわけです。

エレキバンドに、オーケストラの音。

管理人は下手な洋楽のトータルアルバムとやらを聴くなら、テンプターズの「エメラルドの伝説」を何度も聴いてる方が、ガレージパンク的なエレキバンドと、流麗なアレンジをほどこされたオーケストラの妙技に、感心する事が多いです。これは冗談ではありません。エレキバンドの音もちゃんと聴こえますし、オーケストラも素晴らしい。この手法はプログレと同じなんですよ、実は。

勿論,18才のショーケンの声がせつなく、素晴らしい。この声じゃ、当時のオネーちゃん、やられちゃう(笑)。

おそらくチャンネル数の問題もありますし、オーケストラは後で被せたのでしょうが、編曲は、東京芸術大学作曲科中退。川口真氏ですが、氏の手によるソレなのでしょうか?。村井邦彦氏のアイデアもあったのでしょうか?。是非!聞いてみたいものでございます。

1つの「物語」のような、このオーケストラアレンジ、秀逸だと今も昔も思っております。

勿論、テンプターズの演奏も良いですね!。松崎由治氏のギターは1、2曲目と変わらぬ、相変わらずの鋭さであり、大口広司氏のドラム、高久昇氏のベース、いいです!。「神様お願い」と「エメラルドの伝説」の高久昇氏のベース、素晴らしいと思っております。


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