グループサウンズブームに陰りが見えはじめた1969年春、ザ・ゴールデンカップスのアルバム「ブルース・メッセージ」収録の「泣かずにいられない」 I Can't Keep From Crying_The Golden Cups [ザ・ゴールデンカップス]









空前のGSブームも陰りがみえはじめた、1969年3月にザ・ゴールデンカップスが発表した「ブルース・メッセージ」(ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第三集)収録の、「泣かずにいられない」(I Can't Keep From Crying)。

A面トップには、ザ・ゴールデンカップスのGSソングとしては最後のヒット曲になったと記憶しております、作詞なかにし礼氏、作曲にユーミン、松任谷由実さんの師匠、村井邦彦氏の名曲!「本牧ブルース」が収録されておりますが、日本初の!本格的ブルース(ブルースロック)とR&Bを中心にしたアルバムと、位置ずけられており、B面トップがこちらアル・クーパーが在籍していたブルース・プロジェクトのカヴァー、「泣かずにいられない」(I Can't Keep From Crying)。

かなり強力な楽曲であります。

ちなみにアル・クーパーはこの後、ブラスロックと言われたブラッド、スウェット&ティアーズ(Blood,Sweat&Tears) の結成メンバーになりますが、アルバム「ブルース・メッセージ」発表時、アル・クーパーは、ポール・バタフィールド・ブルース・バンドの名手!マイク・ブルームフィールドとの、所謂スーパーセッション「フィルモアの奇蹟」が話題だったので、その影響もザ・ゴールデン・カップスにあったのかな?なんて思いを馳せたりいたします。

アルバム全体を聴けば誰でもわかると思いますが、これはGSアルバムではなく、同年、ブルース・クリエイション等が続くニューロックアルバムの第一号と言えるソレであり、GSファンよりロックファン、ブルース、R&Bファンに聴いていただきたいと思うアルバムですね〜。

まあ、かくいう当サイト運営者も、こちら「ブルースメッセージ」は後追いで、70年代中期に同級生で友人の家に遊びに行った時、彼の「兄貴」のレコード棚にこのアルバムはじめザ・ゴールデンカップスのアルバムが並んでいたので、1枚ずつチェックしていたら、その選曲、カヴァー曲の渋さに衝撃をうけ、聴かせてもらい「すげー!ロックじゃん!」と、おったまげた次第であります。
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