ザ・スパイダース あの時君は若かった [ザ・スパイダース]







ザ・スパイダースって、存在が楽しくて明るくて夢があって、子供心に大好きでした。

元「ワゴン・マスターズ」、堀威夫氏(後のホリプロ社長)によって1957年に結成された「スウィング・ウエスト」のドラマーであった田邊昭知氏により、GSブームのかなり前、東京オリンピック開催の3年前、1961年に、結成されたザ・スパイダース。

バンドの名付け親は、かまやつひろし氏の父、当時の日本ジャズ界では有名なシンガーであったティーブ・釜萢氏で、「蜘蛛の巣の様に世界を席巻する」という想いを込められた、夢のあるバンド命ですね。

1964年4月、ピーター&ゴードンの来日公演のバックバンドをつとめ、1965年1月と9月ザ・ヴェンチャーズ、6月アニマルズ、8月ザ・サーファリーズ、ザ・ハニカムズ、1966年1月ザ・ビーチ・ボーイズの前座をつとめ、1966年5月、日劇ウエスタンカーニバル初出場。

同年3月にはオランダ・フィリップスから『フリ・フリ'66』、4月にはアメリカ・フィリップスから『ノー・ノー・ボーイ』、10月にはオランダ、11月にはイギリスで『Sad sunset(夕陽が泣いている)』が発売されており、、、

その3年前、1963年の坂本九氏の「SUKIYAKI」(上を向いて歩こう)のように全米、"Billboard Hot 100" で、3週連続1位獲得というわけにはいかなかったものの、この時代、英国のリバプール・サウンドの向こうを張った「トーキョー・サウンド」を標榜し、「世界を視野に入れた活動」をしていたザ・スパイダース、もっと!再評価してもよいバンドだと思われます。

「あの時君は若かった/もう一度もう一度」は、GSブーム最盛期、ザ・テンプターズが「神様お願い」で大ブレイク!、ザ・タイガースも「君だけに愛を」を大ヒットさせていた時期、1968年3月に発表された、作曲かまやつひろし氏のオリジナルヒット曲で、同年上映された日活映画『ザ・スパイダースの大騒動』の主題歌でもあります。
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