エレキとバンドは不良の温床説を覆す為、クラシックの名曲をリメイクした、寺内タケシ氏のを「レッツゴー運命」  [寺内タケシとブルージーンズ]









ザ・ヴェンチャーズもクラシックミュージックをエレキで演奏しておりますが、この寺内タケシ氏の「運命」。凄いですね、これは。リアルタイムのエレキ少年達にとっては、さぞ事件だった事でしょー!。

まあ、「仕事」でやってたわけですから、しょうがないんですが、アイドルGSは「へっ!ちゃらちゃらしやがってよ」と嫌う傾向にあった当時の鼻息の荒い、とっぽい若者達(まあ、不良ですが)にも、寺内タケシ氏は一目置かれ支持されてた理由、なんとなく今の若い人でもわかるのではないでしょうか?。

寺内氏の曲、エレキは「威勢がいい」。聴いてて観てて楽しいし爽快感がありますし、何より当時のエレキ好きの若者、子供達には神業のテクも持ち合わせておりましたし、アイドルGSと違い、既に何年もギターで飯を食ってる、大人のギタリストでしたからね。

エレキとバンドは不良の温床と、65年のエレキブーム頃から世間、社会はマスメディアの煽動にのって、バッシングをはじめており、67年頃には更に顕著になり、教育現場で「エレキ禁止令」なんて、今の若い人からみたら「阿呆ちゃうか?」と笑うしかないような事も普通に起きたわけで、寺内タケシ氏は、エレキの素晴らしさを学校から知らしめようと、全国学校回りライブを実行するのですが、最初はその殆ど「門前払い」だったそう。

その門を開かせる為、バッシングをやめさせる為、クラシックならどうだ?と、この「運命」をリメイクしたという、この曲はいわくつきの曲で、まあ、今も昔もこの手のバッシングするタイプは、極めて「権威」「象徴」に弱い思考力停止マシンが多いですから(笑)、何といっても天下のベートーベンの楽曲(笑)。

レッツゴー「運命」の大成功以降は、エレキそのもののバッシングはなくなり、「GS、長髪バッシング」に『的』がかわっていったわけで、まあ、そんな時代だったと言ってしまえばそれまでですが、今とは随分と世の中の空気が、違ってたんですね。


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