後の抒情詩フォークに、多大な影響を与えたと思う、1966年の加山雄三氏の「旅人よ」 [若大将 加山雄三]









改めて「旅人よ」聴いていただきたいのですが、楽器が左右にふられてるアコースティックギターしか使われておらず、あとは声、加山雄三氏の声とコーラスの肉声だけの音。これぞ!「正調フォーク」スタイル。

今、70年代の空前の和製ふぉーくブームの、誰もが知ってる方達が、加山雄三氏の元に集まってるのも、これは当然の成り行きで、叙情詩ふぉーくのルーツは加山雄三氏のこちら「旅人よ」だからです。

1966年が如何に!加山雄三ブームだったか。

こちらシングル「夜空を仰いで/旅人よ」。超有名な「君といつまでも/夜空の星」「蒼い星くず/夕陽は赤く」。この年ヒットした加山雄三氏のシングルはこの3つがAB面、両面ヒット!。更に有名な!「お嫁においで」もこの年の大ヒット。

名バラード「まだ見ぬ恋人」「霧雨の舗道、ジャパニーズサーフロック不朽の名作!「ブラックサンドビーチ」をヒットさせてるのも、この1966年なんですね。加山雄三氏が凄い所は、テケテケのエレキブームとカレッジフォークブームの両方をやっていた事で、しかもシンガーソングライターだった事。

これを「作家」をつけ、歌謡芸能的にタレント、映画俳優に「やらせる」のは、今もよくある話しですが、加山雄三氏はソレとは全く違うんですね。

こちらも誰もが御存知、巨匠!浜口庫之助氏による、マイク真木氏の「バラが咲いた」も1966年のヒットであり、エレキブームとカレッジフォーク、モダンフォークブームは平行して起きており、巨匠!黒沢明氏の御子息、黒沢久男氏のフォークグループ、ブロードサイドフォーが主題歌を担当し大ヒットさせた、TVドラマ「若者たち」も、1966年放映(主演は若大将シリーズの青大将、田中邦衛氏)。

ザ・ビートルズ来日の1966年は、空前の加山雄三ブームでもあり、又、日本のフォーク、フォークを歌い奏でる若者が、歌謡芸能の世界でヒット曲を出せるという事を示した、最初の年だったのかもしれません。


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